地域のおじいさん・おばあさんの孫になる!_野村奈々子さん

コミュニティナースってなあに?
資格なの?何をすることなの?疑問が浮かびやすい「コミュニティナース」について、実際にコミュニティナースをやってみた方々にお話を聞いてみました!

コミュニティナースのあり方 CASE 1

お一人目は、野村奈々子さん。岐阜大学医学部看護学科を1年休学。三重県志摩市の病院で働きながら地域でも活動し、看護師のたまごに向け、キャリアについて考えるきっかけとなる情報をお届けするメディア「看たまノート」代表でもあります。

Q. どんなコミュニティナース活動をしましたか?

A. 地域の方と一緒に、畑仕事や釣りをする。

下宿していた漁港町で、地域のおじいさん・おばあさんの畑作業を手伝ったり、一緒に釣りをしたり、ご飯を食べたりしていました。誰にでもできるような簡単なことばかりですが、私が農作物や郷土料理に興味を持って質問することを喜んでもらえたようです。その漁港町は他の地域からのアクセスが悪く、なかなか親戚が帰って来れないので、お孫さんに会えない寂しさを少しでも和らげられたなら良かったと思います。

Q. 印象的だったことは?

A. おしゃべりするだけで人を元気にできるんだ。

地域の病院の紹介で、一人暮らしのおばあさんの家を訪問することになり、一緒におやつを食べたり、おしゃべりをしたりしていました。その方は友人になかなか会えず少し鬱気味だったのですが、看護師さんから、私が遊びに行くようになってから訪問時の様子が変わったと聞きました。おしゃべりという単純な行為でも人を元気にできるんだと実感しました。

Q. おもしろかったのはどんなとき?

A. その土地特有のものに触れて地域の生活が垣間見えたとき。

地域の人と一緒に時間を過ごすなかで、食事の味付けの仕方など、その土地ならではの習慣に触れたとき、その地域の生活が垣間見えておもしろいです。例えば地域特有の漁師飯をいただいたときには塩っ気が多いと気付き「高血圧に気を付けてくださいね」などの声掛けにつなげることもできました。


誰でもできる!身近な誰かを元気に。

コミュニティナースは、職業や資格ではありません。
難しく感じるかもしれませんが、人と接する時の「あり方」なのです。自分からニーズを感じ取って一歩踏み出し、相手が喜んだり、相手の心身の健康を高めたりする行為を「コミュニティナース」と呼んでいます。だから病院ではなく、地域のいろいろな場所で行われます。略称は「コミナス」です!

さあ!今こそ!全力おせっかい!
あなたも、わたしもコミュニティナース!

全国各地のコミュニティナースたちや、応援したい気持ちがある人々が繋がり、学び合いながら、「まちを元気にする活動」をアップデートしていきたいと考えています。

全国のコミュニティナースとつながり、実戦の一歩を踏み出しませんか?
コミュニティナース研究所だけ!ぜひ、この機会にご参加ください。

<こんな方におすすめ>
・コミュニティナースの実践をしている方
・コミュニティナースを応援してくださっている方
・コミュニティナースになりたい方
・コミュニティナースと協働したい方

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