多職種連携による地域みんなで健康といきがいづくり_日野春菜さん

コミュニティナースが仕事になるの?
暮らしや地域のいろいろな場所で行われる、コミュニティナース。これを仕事、または仕事の一部にして活動することもできます。
実際にコミュニティナースとして働く方のお話を聞いてみました!

コミュニティナースという働き方 CASE 6

6人目は、日野春菜さん。愛媛県久万高原町に地域おこし協力隊としてUターンし、『(一社)ゆりラボ』でコミナス活動を開始。現在は訪問看護の仕事をしながら実践中。

私の働き方
商店街や山間部、町内のあらゆる場所でコミナス保健室

移動販売車に同行

私のモットーは「久万高原町のみんながいきいき暮らせる」こと。商店街のフリースペースでコミナス保健室を始め、『ゆりラボ』の拠点完成後はそこで開催しています。また、久万高原町は県下一広く、『ゆりラボ』に来たくても来れない住民さんもいらっしゃるため、山間部を巡回する移動販売車に同行し、出張保健室や個別訪問「ナスくる」も始めました。高齢者だけでなく子育て世代や子どもにアプローチするため、役場から事業を受託し、子ども食堂も定期開催しています。2022年9月から訪問看護ステーションに勤務していて、医療に近い視点からゆりラボコミナスと連携し住民さんのいきがい作りができないか、新たに模索中です。


自分の“得意“を生かす
「楽しく生きてほしい」「笑顔にしたい」という思いだけ

同行先で、出張コミナス保健室を開催

看護師としての経験や知識を活かして、コミナス保健室で健康相談に乗ったりアドバイスしたり、必要だと思う場合はほかの関連機関へつないでいます。また、自分では得意か分かりませんが、周りの方々から言っていただくのは、寄り添う気持ちやホスピタリティ精神が強いそうです。私は、住民さんがただただ好きなんです。「住民さんが楽しみ、笑顔になるためには」と思うとアイデアがたくさん浮かび、小さなことでも大きなことでも、それが実現するよう動きます。

心がけていること
地域で一人ひとりに最適な包括的なケアを

ゆりラボコミュニティナースとして参加していた事業に、訪問看護の業務でも引き続き参画

コミナス保健室など日々の活動のなかで、住民さんの健康といきがいを作るには私一人では力が足りないことがあります。そのようなときは地域の方々の力をお借りし、みんなで楽しめるように組み立てたり、保健センターや役場の関係部署などと連携しケースワークなどを行ったりして、必要な支援ができるよう心掛けています。訪問看護の仕事を始め、住み慣れた場所で住民さんがいきいき暮らすために何が必要か考える機会が増えたため、医療を提供するだけでなく、後任のゆりラボコミナスとも情報共有しながら、コミュニティナーシングを実践し続けていきたいです。


誰でもできる!身近な誰かを元気に。

コミュニティナースは、職業や資格ではありません。
難しく感じるかもしれませんが、人と接する時の「あり方」なのです。自分からニーズを感じ取って一歩踏み出し、相手が喜んだり、相手の心身の健康を高めたりする行為を「コミュニティナース」と呼んでいます。だから病院ではなく、地域のいろいろな場所で行われます。略称は「コミナス」です!

さあ!今こそ!全力おせっかい!
あなたも、わたしもコミュニティナース!

全国各地のコミュニティナースたちや、応援したい気持ちがある人々が繋がり、学び合いながら、「まちを元気にする活動」をアップデートしていきたいと考えています。

全国のコミュニティナースとつながり、実戦の一歩を踏み出しませんか?
コミュニティナース研究所だけ!ぜひ、この機会にご参加ください。

<こんな方におすすめ>
・コミュニティナースの実践をしている方
・コミュニティナースを応援してくださっている方
・コミュニティナースになりたい方
・コミュニティナースと協働したい方

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です