コミュニティナースってなあに?
資格なの?何をすることなの?疑問が浮かびやすい「コミュニティナース」について、実際にコミュニティナースをやってみた方々にお話を聞いてみました!
コミュニティナースのあり方 CASE 7
7人目は、佐藤智子さん。神奈川県横浜市で訪問看護師として働く傍ら、自身の住む団地の公園や集会所でコミュニティナースとして多世代交流サロン・暮らしの保健室「だんちらんたん」を運営。
Q. どんなコミュニティナース活動をしましたか?
A. 困りごとや好きなことを持ち寄って共有できる場を提供
自分も暮らす団地で住民同士が交流するサロンを月1回開いています。住民の方が好きなことを持ち寄って楽しんだり、暮らしのなかの気になることを学ぶ勉強会を開催したり。また、気軽に参加できるように、団地内の集会場での編み物や絵手紙作り、近くの公園での体操など、皆さんの生活の動線上で活動しています。交流するなかで、皆さんがつながり、自然と見守り、助け合える環境を作りたいです。サロンには区役所や地域で高齢者支援をしている方々も参加し、情報提供や必要な支援の紹介などをしてくれます。
Q. 心がけていることは?
A.安心して集まれる「場」を提供し続けること
「だんちらんたん」は大勢を集客することより、住民同士が顔見知りになり、つながれる場を提供し続けることを目的としています。そのため、企画内容も皆さんから自由に提案してもらい、気軽に参加できるようにしています。人と交流する・助け合う場を提供することで、相談できる人がいる安心感や自分にも役割がある満足感などを感じてほしいと思っています。
Q. 自分の“得意“をどのように生かしていますか?
A.周りの人たちを巻き込んでつなぐ
サロン開催のため、住民の方を始め、団地の関係者、地域の方、区役所や高齢者支援の担当者などに声をかけ、協力を得ています。このように多くの人を巻き込み、住民同士または住民と地域の人・モノ・場所をつなぐことで、皆さんに新しい経験や困りごとの解決のきっかけを提供しています。これらの新しい出会いが、住民の方の暮らしの安心につながるようサポートもしています。
誰でもできる!身近な誰かを元気に。
コミュニティナースは、職業や資格ではありません。
難しく感じるかもしれませんが、人と接する時の「あり方」なのです。自分からニーズを感じ取って一歩踏み出し、相手が喜んだり、相手の心身の健康を高めたりする行為を「コミュニティナース」と呼んでいます。だから病院ではなく、地域のいろいろな場所で行われます。略称は「コミナス」です!
さあ!今こそ!全力おせっかい!
あなたも、わたしもコミュニティナース!
全国各地のコミュニティナースたちや、応援したい気持ちがある人々が繋がり、学び合いながら、「まちを元気にする活動」をアップデートしていきたいと考えています。
全国のコミュニティナースとつながり、実戦の一歩を踏み出しませんか?
コミュニティナース研究所だけ!ぜひ、この機会にご参加ください。
<こんな方におすすめ>
・コミュニティナースの実践をしている方
・コミュニティナースを応援してくださっている方
・コミュニティナースになりたい方
・コミュニティナースと協働したい方
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