流山市のFrattoで起こった、ご近所さんとの心温まるストーリー

2人のコミュニティナースが千葉県北西部にある流山市で活動しています。拠点となっているFrattoは、地元で子育てする人たち向けの場所です。しかし、目指しているのは子育て世代に限らない、多世代が交流する場づくり。

今回は、ここで活動するあやかちゃんがコミュニティナース研究所に投稿してくれた素敵なレポートを特別にご紹介します。

流山 今日のFrattoでの出来事

ちょい長だけどとっても心躍る1日だったのでぜひシェアさせてください

保育園・病児保育運営株式会社マザープラネットの地域コミュニティ創出事業、コミュニティナースや保育士が空き家を開放し地域親子がふらっと立ち寄れる場所Frattoですが、初めから実は子育て世帯に限らず多世代が交わる場所にしたいという考えでした。

そこの空き家は古くからの地主のおじいちゃんが住んでいたお家で、まずはそのおじいちゃんと話してみようと何度か接触してみたものの何だか毎度当たり障りのない感じで終わり。
ならば角度を変えて夜ご飯を持ち寄りで音楽聞きながら地域のみんなで食べる夜バージョンFrattoをやってみたものの、おじいちゃん達は来ず
なんなら近隣のご高齢の方から子供たちの声がうるさいと言われる始末。

そんなわたしとともちゃんはモヤモヤ戸惑いを抱えながら過ごしていた中、おや?と思い始めたのはFrattoをはじめて1年半くらい経ったある日

立派なお庭にある棚に、子供たちの好きそうなおもちゃが並べてある
なんなら1月いっぺんくらいのペースでおもちゃが変えて置いてある。
直接的にではないけど、そのおじいちゃんが子供たちを気にかけて下さってる感じがひしひしと伝わってきました。

そんな中、今日!!!!
庭先を歩いているおじいちゃんに遭遇。

こんにちはーと声を掛けると自分1人で手入れしてるこの庭に2年がかりでやっとリンゴがなったから見てみてと言われ。
お庭、わたしらもママたちも子供たちもみーんな大好きなんですよ
って言ったらおじいちゃんめちゃくちゃ嬉しそうな顔でお庭について話が止まらない止まらない!
よくよく聞けば、子供たちの安全を考えてFrattoが始まってから庭の燈籠を撤去したり。
例のあのおもちゃもやっぱりおじいちゃんで子供たちが飽きないようにと密かに置いてくれたんだそう。

庭になってる夏みかんやザクロも、食べ頃になったら教えるから今度みんなで一緒に収穫して食べましょうと言ってくれて。

でも1番心躍ったのは、おじいちゃんから
いやー、今日話せてよかった!ずっと話したいと思ってたからさ~!!
と満面の笑みで言われたこと。
2年もかかっちゃった!わたしたちも同じ気持ちですよー!
と、笑い合い。

ちなみに今日はコミュニティナースに興味があって!という素敵なナースと、コミュニティナースの取り組みをぜひ番組にしたいという地元の愉快な高校生放送部員3人組も来てくれて、色んな立場経歴年齢の人々で交わって終始みんな笑いっぱなしのあっという間な4時間でした。

コミュニティナースとして地域に出てみたものの右も左もわからず模索しながらも継続して丸2年
こういう変化やそこから発生する嬉しさ幸せもやってみなかったらきっと体験できなかったこと。
そして大切な仲間とその嬉しさを共有できたこと。とりあえずやってみなはれ!の精神で活動を後押ししてくれる会社の存在があること。この環境得た学び体験全てに感謝だと思いました。

そんなこんなで今度はおじいちゃんが仲間達と集まって卓球やカラオケしているという自治会館に来ていいよ~と言われたので2人で行ってきます!

よく見ると左側に隠れているのがともちゃん
右側に隠れているのが今回のレポートを投稿してくれたあやかちゃん

元の投稿はこちら
※コミュニティナース研究所の参加メンバーのみが閲覧できます。

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